運転免許の自主返納の前に考えておきたいこと【事前の確認】
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高齢者の方の高速道路の逆走や認知症による車運転の操作ミスなど、新聞やニュース、インターネットでは不安な情報がたくさんあります。
「自分もいつ何時運転ミスをしてしまうか分からないから免許を今すぐ返納したい」と思う方や、「食ベ物や生活用品を買いに行くのに車がないと不便…」「住んでいる場所が田舎だから車がないと生活が…」など様々あります。
今回の記事では、今現在免許返納予定で悩んでいる方、将来返納を考えている方など、ライフスタイルに基づいて考えていけたらと思います。
この記事の内容
まずは今現在のライフスタイルから運転免許返納を慎重に考えてみる
普段日常で自分が車をどれくらい使用していますでしょうか?これはもちろん居住地によっても異なると思います。
都心なら電車やバスなどの公共交通機関、田舎なら場所によっては車がないと生活に支障が出ますよね。運転免許の返納で悩んでいる方は、自分のライフスタイルから慎重に考えてみましょう。
日常の移動手段として欠かせない車
例えば飲料品など毎日買い出しに行くために車を使っている方は、運転に不安があっても生活に支障が出るので悩む事が多いと思います。
自分の現在の活動圏内で、移動距離的に歩行や自転車でも可能か、またはバスなど公共の交通機関の状況を調べてから免許返納の判断をするのもいいと思います。
趣味で週一回車で出かけたり、遠方の友人に会いに行く等
「車はあったら便利かな?」という具合の方ももちろんます。徒歩や自転車で行ける範囲内に、飲料品・衣料品など生活に困らないものが揃えたり、都心部に住んでいる方はとくに交通インフラが整っていて、むしろ車など要らない場合もあります。
車をほどんど使わないで、運転操作に不安のある高齢者の方は、免許の返納がおすすめです。
免許返納を経済的な視点から考えてみる
一昔前まで、「持ち家や車は人生において資産である」というように言われてきましたよね。少しキツい言い方かもしれませんが、車は資産ではなく負債です。
世界に少数台しかない高級車を持っているだとか、シェアサービスなどを使って運用させているなどの話は別ですが、ほとんどの方は通勤手段のための車、生活のための車として成り立ってますよね。
マイカーは便利だけど、大抵の場合は負債である
皆さんは車の維持費って計算したことあるでしょうか?車を維持するだけでも高いですよね。
乗っていればもちろんガソリン代がかかり、乗っていなくても自動車重量税、自動車税(軽自動車の場合は軽自動車税)、保険料、オイル交換費用、バッテリー交換、ブレーキパッド、法定点検、車検、などなど時期は異なりますが維持するだけでも出費がかさみます。
また、「走行税」というものも、政府が将来的に導入を検討していますから、いざ施行されれば車に乗っている機会が多い方にとって負担は更に増えます。
維持費という数字とライフスタイルを振り返る
ご自身が月々、年間どれだけマイカーを使用しているのか、維持費はどれくらいなのか、など、数字と生活実態を一度検討をされてから、車を手放したり免許を自主返納するのもいいと思います。
自分の健康状態から考える車の運転
ライフスタイルとコスト面の次は体の健康状態です。高齢者の方に限らず若い方も共通して、健康状態やストレス値は車の運転に大きく影響するものです。
過度なストレスが溜まっている状態で運転していると人は大抵、目の前の走行している風景であるとか、目的地とかとは全く別の事を考えているんです。
例えば車を運転していて信号で停止中の時に、全然違うことを考えていて信号が変わったのに気付かなかった、なんていう経験ありませんか?
ただの注意力不足の話とはいえ、車の運転に使う情報の90%以上が視覚なため軽視するのは危険で、重大な過失事故に発展する恐れも十分にあります。
精神的な不安定要因で運転に影響が出てくるのですから、身体の神経的な衰えや持病、疾患などがあれば危険なのは言うまもありませんよね。
自分の健康状態を確認する
車の運転前も大事ですが、日常的な健康管理が大事です。例えば、身体に痛みや圧迫感がないか、手足に痺れはないか、突然の頭痛はないか、息切れ、言語の障害など、自分でチェック項目を用意するのもいいかもしれません。
一番は医療機関での診療・診断
ご自身で健康状態の判断やチェックするのも大事ですが、やはり一番ベストなのは専門の医師に相談・診察してもらうことです。
客観的に診ないと体調面などご自身で分からないことも多いので、家族や医療機関との相談しながら、車の運転の継続をどうするか決めていきましょう。
運転免許自主返納のお悩みのまとめ
ここまで運転免許の自主返納でお悩みの方について、簡単ですが大きく3項目に分けて記述いたしました。
運転免許の返納で悩んでいる方は、現状のライフスタイル(生活圏内)、将来も含めた経済事情、ご自身の健康状態などを総合的に考え、免許返納前の判断材料にしましょう。また、運転免許を返納した時のその後の生活状態がどのようなものか、ある程度の予測や想像も大切だと思っています。