自転車購入前の予備知識!よく使われる専門用語やパーツ名称を徹底解説
※本ページはプロモーションが含まれています。自転車購入前の、知ってるようで実はあまり知らない数々の専門用語やパーツ名称。
とりあえず性能や質がいいと勧められ、値段と相談しながら直感で!…でも購入後に想定と違ったり、予算以上の買い物をしてしまったりなど。
自転車に限らず、そんな買い物経験って多々ありますよね。
そこで今回、私自身の視点から勝手にまとめた「自転車購入前に知っておきたい専門用語やパーツ名称」について解説していきます!
この記事の内容
- フレームに使われる用語
- タイヤ周りの用語
- 制御系のパーツ名称
- その他品質に関連する用語
これから自転車の購入を考えている方は是非ご参考にしてくださいね!
この記事の内容
自転車フレーム部分に使われる用語・名称
まずは自転車本体の骨格を司る「フレーム」部分。
自転車のフレームは、車体重量や乗り降りの快適さ、さらにメンテナンス性にも差が出てくる重要なパーツです。
そんなフレームには次のような用語が使われています。
- 低床フレーム
- タフフレーム
なお、フレームの詳しい名称については下記のスポーツサイクルの記事にまとめています。
ロードバイクなどに興味のある方は是非ご覧ください!
低床フレーム
低床フレームとはハンドルとサドルの間にあるフレーム(ダウンチューブ)が、低い位置に設計されている仕様を言います。
乗り降りしやすい安定感を重視しているため、子供乗せ自転車や高齢者向けの自転車に採用されています。
年齢性別関係なく誰でも乗りやすいメリットがある一方、スピードを出すには適していません。
また、低床フレームは地面との距離が近いため、段差が大きい道ではフレーム部分が擦れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
タフフレーム
タフフレームとは、文字通り頑丈なフレーム性能を意味する用語。
主にブリヂストンのシティーサイクルに採用されている独自設計です。
見た目だけでは分かりませんが、頑丈な作りであるため、重い荷物を乗せてもフラつかない安定性が特徴的です。
タイヤによく使われる自転車用語
続いては、定期的な空気圧問題でお馴染みのタイヤ周りに使われる用語について見ていきましょう。
ここ数年で顕著な進化を見せる自転車タイヤですが、最近では次のような用語や名称が使われています。
- アンチパンク(耐パンク)
- ノーパンク(パンクレス)
- ブロックタイヤ
アンチパンクタイヤ
アンチパンクタイヤとは、パンク耐性のあるタイヤの事。メーカーによって耐パンクタイヤとも記載されています。
従来の自転車タイヤに使われているチューブと比べ、より肉厚かつ頑丈な構造になっているのが特長です。
ただ、基本的な構造は従来のタイヤと変わらないので、定期的に空気を注入する必要があります。
パンクを完全に防ぐタイヤではありません。
ノーパンクタイヤ
一方ノーパンクタイヤは、そのネーミングの自信の現れ通り「パンクしないタイヤ」の事。
メーカーによって「エアレスタイヤ」とも呼ばれています。つまり、空気注入が要りません。
一般的な自転車タイヤと大きく異なり、チューブ内にウレタン素材等が詰め込まれた構造になっているのが特長です。
そのため、パンク修理や空気入れの手間が一切ないのが最大のメリット。
ただ一方で、タイヤ重量が重いのと衝撃吸収性能が劣るデメリットもあるので注意が必要です。
なお、ノーパンクタイヤやアンチパンクタイヤの自転車については、下記の記事にて解説しています。
ブロックタイヤ
ブロックタイヤとは、通常タイヤよりも表面がゴツゴツしているブロック構造のタイヤの事。
シティーサイクルよりも、MTBや一部のスポーツモデルの子供向け自転車に採用されている事が多いです。
未舗装で走破性を発揮するため、舗装された公道走行ではタイヤのゴツゴツした衝撃をそのまま受ける羽目に。
そのため、山道走行などアウトドアに最適なタイヤ仕様です。
駆動系パーツに使われる自転車用語
次は少しマニアックな部分となる駆動系パーツに使われる専門用語について見ていきましょう。
駆動系パーツで出てくる名称は次の通りです。
- ベルトドライブ
- シャフトドライブ
ベルトドライブの自転車
ベルトドライブとは、金属チェーン(ギアドライブ)の代わりにベルトパーツが採用されている自転車の事。
ブリヂストンや丸石サイクルの自転車によく見られるモデルですね。
従来のチェーンと比べ耐久性が高く、注油も不要。メンテナンスフリーである事が最大のメリットである一方、チェーンよりも自転車価格は高めです。
シャフトドライブの自転車
シャフトドライブとは、チェーンやベルトと全く異なり、シャフト機構を採用した自転車の事。
クランクギアと後輪ギアをシャフト両端のピニオンで噛み合わせて回転させる構造であるため、見た目も非常にシンプルです。
ベルト駆動方式と同様、基本的にメンテナンスフリーで耐久性が高いメリットがあります。
デメリットとしては、チェーンやベルトと比べ値段は高め。また、シャフトドライブの自転車を取り扱っているメーカーも少なめです。
なお、シャフトドライブを採用した自転車については下記の記事にまとめています。
制御系パーツに関する専門用語
続いて、自転車の制御系パーツの箇所について見ていきましょう!
下記の制御系パーツについて解説していきます。
- 内装変速と外装変速
- ブレーキの種類
内装と外装変速の違い
自転車の変速ギアは、主に「内装型」と「外装型」に分けられています。
内装変速は、変速機構がリアタイヤのハブ内部に格納されている状態であり、外装型は変速ギアが露出しています。
外装変速は軽量かつ、変速ギア数が多い特徴がありますが、注油などの定期的なメンテナンスが欠かせません。
一方、内装変速はギア数は少なめですが、チェーンが外れたりすることは基本的にありません。
また、費用面で言うと、内装変速は外装に比べて「やや値段が高め」。
一般的なシティーモデルの自転車で、かつ特別こだわりが無ければ、メンテナンス性でも安定感のある内装変速がおすすめです。
ブレーキの種類
走行上非常に重要なブレーキパーツにも複数のパターンが存在します。
自転車のブレーキを大まかに分けると下記の3種類になります。
- リムブレーキ
- ハブブレーキ
- ディスクブレーキ
リムブレーキ
リムブレーキとはタイヤのリム部分を、両端からブレーキシューと呼ばれるパーツで挟み、摩擦をかけて速度を制御するブレーキの事。
シティータイプの自転車の前輪や、スポーツ系の自転車によく採用されています。
キャリパーブレーキやVブレーキなどが、このリムブレーキに該当します。
ハブブレーキ
ハブブレーキとは主に軽快車の後輪に採用されているブレーキ機構の事。
後輪中央のハブに付いているドラムを、外側または内側からブレーキシューで摩擦をかけ制御する仕組みです。
ハンドブレーキやローラーブレーキと呼ばれるものがこれに該当します。
なお、ローラーブレーキは制動力に優れ、ブレーキ音も静か。ただ、従来のハンドブレーキより価格が高めで、上位モデルの自転車に採用されていることが多いです。
ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、後輪中央にディスクローターを装着したブレーキ機構の事。
ディスクローターを両端のパッドで挟みブレーキをかける仕組みです。
主に高い制動力を必要とするMTB(マウンテンバイク)やクロスバイクに採用されているブレーキパーツです。
なお、ディスクブレーキには「機械式」と「油圧式」の2種類が存在します。
自転車の品質に関する用語
自転車本体やパーツ・アクセサリーの品質に関連する用語も見ておきましょう。
定番でよく見るのが下記のようなワード。
- シマノ(SHIMANO)
- BAAマーク
- 幼児2人同乗基準適合車
制御系パーツに用いられるシマノ製品
自転車パーツでよく目にするシマノ(SHIMANO)製とは、大阪の堺市に本社を置く株式会社シマノが取り扱っている製品の事。
株式会社シマノは自転車関連部品で世界トップシェアを誇り、国内のみならず、多くの海外製スポーツサイクルにも採用されています。
シマノで主に取り扱っているのは、自転車のコンポーネント。
コンポーネントとは、変速装置・ブレーキ・クランク等の制御系パーツを総称したものです。
安全基準で用いられるBAAマーク
BAAマークとは、一般社団法人自転車協会が定めた安全基準を通過した自転車に貼付されるマークの事。
ハンドル・サドル・ぺダルなど90個の独自の検査項目を設けており、安全性において定評があります。
基本的にブリヂストンなどの国内主要メーカーの自転車には、このBAAマークが貼付されています。
幼児2人同乗基準適合車
幼児2人同乗基準適合車とは、BAAマーク同様に自転車協会が定めた安全基準です。
この安全基準をクリアした自転車であれば、前後にチャイルドシートを装着し、1人ずつ子供を乗せることが可能です。
つまり、運転者(保護者)を含めて3人乗りが認められています。
主に、子供乗せに特化した自転車に見られる安全基準マークです。
この記事のまとめ
以上、今回は自転車によく使われるパーツ名称や専門用語について解説いたしました!
自転車の性能は一昔前に比べ格段に進化し、それに伴い使用されるパーツの量も増えてきたのが印象的です。
とはいえ、自転車を利用する方によっては不要なパーツや性能もあると思います。
自転車購入後に「失敗した…(汗)」なんて事がないよう、是非今回の記事を参考にしていただければ幸いです。