電動アシスト自転車のメリット&デメリット【購入前に考えておく事】

運転免許を返納された方、また車以外の移動手段として電動アシスト自転車の購入を考えている方にとって、電動アシスト自転車の生活上でのプラス面やマイナス面など気になるところはいっぱいあると思います。
いざ購入してみたけど思った以上に乗らなかった…、自分の生活スタイルに合わなかった…、出費だけが多くかかってしまった…などなど、このよな事は出来るだけ避けたいところですよね?
ご自身のライフスタイルに大きく変化したり影響してくることのなので、不安があると思います。
そこで今回は、電動アシスト自転車の主なメリットとデメリットについてシンプルに解説していきます。これから購入を考えている方にとって参考になれば幸いです。
電動アシスト自転車を活用する上でのデメリット
電動アシスト自転車は、急な坂道でもアシストしてくれる大変便利な乗り物ですが、デメリットも兼ね備えています。
まずはその電動アシスト自転車のデメリットについて主な5点の項目をあげました。一般的な自転車に共通することも含まれています。
- 雨天や、天候の悪い日は移動しにくい、もしくはできない
- (電動アシスト自転車の場合)バッテリーが切れると非常に厄介である
- 車と比べ、長距離移動ができない
- 重たい荷物、また容量によって移動に支障が出る
- 価格が一般的な自転車と比べて高い
上記の5点のデメリットについて一つずつ説明していきます。
雨雪の日や天候が著しく悪い日は自転車での移動は困難
電動アシスト自転車に限らず、普通の自転車でも天気の悪い日の自転車移動は基本的に厳しいですよね。
自転車の素材がステンレスでなければ雨に濡れるだけですぐにサビが出ますし、定期的なメンテナンスを考えると維持する上でマイナス面でしかありません。
レインコートを着用して、運転できなくはないですが、何かと面倒ですよね。
とくに梅雨や秋雨など雨が多い時期などは、晴れている時間帯に自転車で出かけて帰りは急な雨だったりすることがあるので厄介です(汗)
自転車のフレームや前かごに使用されているステンレスは、雨に濡れても錆びにくい素材です。一方、軽量という理由で電動アシスト自転車に使われることも多いアルミは表面が錆びやすくなっていますが、鉄のように内部までサビが進行しにくい素材です。
このような雨の日は、電動アシスト自転車や一般の自転車問わず、大きなデメリットの一つですが、
前述したように、「サビに強い自転車」も最近では多く販売されています。
下記の記事に、雨天でも安心して乗れる「サビに強い」電動アシスト自転車や一般自転車について紹介していますので、是非ご参考にしてください。
また、雨天時に傘をさしながらの自転車運転は片手運転となり大変危険です。
そんな時に必要となるのが自転車用のレインコート。
通気性やデザイン性に優れた自転車用レインコートを下記の記事にまとめていますので、こちらも是非参考にしてください。
バッテリーが切れてしまうとただただ重たい自転車
電動アシスト自転車にとって一番のデメリットと言ってもいいかもしれません。
最近は、自転車本体のフレームにアルミ素材を使用することにより軽量化はされているものの、電動アシスト自転車は一般的な自転車と比べて重量があります。
走行中にバッテリーがきれてしまうと非常に重たい自転車となってしまうのです(泣)。
坂道の途中で切れてしまうと場合によっては押さなければならないので、かなりの重労働です。
バッテリーの容量やこまめな充電や管理が大切となってくるので、これが煩わしい方からするとデメリットと言えますね。
自動車と比べると、長距離移動ができない
電動アシスト自転車だからといって、長距離移動はやはり難しいです。1回の充電で走行可能な距離もありますし、体力的な問題もあります。
重量のある荷物は移動に支障が出る。
こちらも電動アシスと自転車に限らず、一般的な自転車と同じです。当然ながら許容量があり、重量のある荷物は自転車に負荷がかかりますし、運転に支障が出るので危険です。
また、電動アシスト自転車の場合、重たい荷物を積んでの移動はバッテリーにも負荷がかかり、消耗が激しくなってしまいます。
価格が一般的な自転車と比べて高い
一般的なシティーサイクルであれば、2〜3万円の価格帯なのですが、電動アシスト自転車になると、8万円〜12万円、高性能なものであれば20万円以上するものもあります。
電動アシスト自転車を活用する上でのメリット
続いて電動アシスト自転車のメリットについて紹介していきます。主に6点のメリットがあります。
- 年齢関係なく誰でも無免許で気軽に乗れる
- 普通の自転車より走行負担が大幅に減!
- ランニングコスト(維持費)がかからない
- 車とは違い、小回りが利く
- 環境に優しいので、ガソリン車と比べて実質的な害はない
- 軽い運動になるので、体を動かすという意味で健康的
上記の6点のメリットについて一つずつ説明していきます。
普通運転免許や原付免許は不要!無免許で乗れます
電動アシスト自転車の購入を考えている方でたまーーに聞くのですが、運転するに際し普通運転免許などが必要だと勘違いされている方がいます。
電動アシスト自転車はフルアシスト電動自転車ではないので、普通運転免許や原付免許などは要りません!
一般軽快車(シティーサイクル)と比べて、走行負担が大幅に減る!
電動アシスト自転車ならではの一番のメリットですよね。
電動アシスト自転車を一度でも利用されたことのある方からは共通して、「坂道の上りが格段楽になった!」「自転車での子どもの送り迎えは億劫だったけど、体、足への負担が大幅に減った!」という感想が出てきます。
私も散歩がてら町中を歩いているときに、電動アシスト自転車を乗っている高齢者の方を見かけるのですが、上がり坂でも表情を全然変えずに楽々漕いでいたのが印象的でした。
仕組み上は電機モーターのアシストによるものですが、快適さが伝わってきます。
月々の維持コストは充電代だけというメリット
当然ながら電動アシスト自転車は維持費が断然安いというメリットがあります。
電動アシスト自転車でも、負荷のかからない利用をされていれば頻繁にバッテリー交換をすることもないですし、1回のバッテリー充電も10円〜15円ほどで経済的です。
ただし、乗り方によってはバッテリーに負荷がかかり、バッテリー自体の寿命を縮めてしまうことになりますので注意が必要です。
ちなみに電動アシスト自転車のバッテリーの寿命は3年ほどと言われていますが、電動アシスト自転車の自転車本体に問題なければ、バッテリーの交換のみでOKという場合もあります。
自動車とは違い、小回り運転が利く
一般的な軽快車と同様、目的地までは小回りも利きますし、場所をとるということはないですよね。
また車のように高額な駐車場代が発生するという機会もありません。
環境に優しいので、健康を害することはない。
電動アシスト自転車の動力源は電機モーターで、リチウムイオンバッテリーを採用していますので、健康への悪影響となる要素はありません。
車移動とは違って、健康的。健康志向の方にオススメ!
自動車の運転は、当然座っての運転操作になりますので血行も悪くなりますし、長時間車で同じ体勢でいる場合はエコノミー症候群になる危険性もあるんですね。
人間にとって足を動かさないのは不健康です。電動アシスト自転車なら、激しすぎない軽度な運動がてらにもなるので、移動手段としてはちょうどいいかもしれません。
電動アシスト自転車のメリット・デメリットのまとめ
電動アシスト自転車のメリット・デメリットについて簡単にまとめました。デメリット・メリット共通して、一般的な軽快車と共通するところが多かったですね。
電動アシスト自転車なら、普通の自転車とは違ってより快適な走行が可能です。自動車の維持コストや運転することによるストレスなどについては、更に詳しく別記事で紹介していきたいと思います。