電動自転車(フルアシスト)と電動アシスト自転車の違いや注意点について

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電動アシスト自転車の購入前に注意しておきたい、フルアシスト機能の「電動自転車」との違い。

どちらも同じでは?電動アシスト自転車の略語という認識…明確な違いなんてあるの?

こちらの違いを簡単にを説明すると、公道を走行出来るか否かの問題。

電動アシスト自転車はもちろん公道走行可能。一方で、フルアシストの電動自転車は国内では公道走行が出来ないというルールに。

今回はその電動自転車(フルアシスト電動自転車)と電動アシスト自転車の違いや注意点について詳しく解説していきます!

この記事のポイント

  • フルアシスト電動自転車とは?
  • 何故公道走行出来ない?
  • 国内での販売状況
  • 通販サイトでの購入前の注意点
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原付バイクに近い?フルアシストの電動自転車の特徴

原付バイクのイメージ

電動自転車というキーワードでインターネットで検索すると、ほとんどの場合電動アシスト自転車の商品が検索結果として表示されますよね。

日本では「電動アシスト自転車」の方が主流なので、フルアシスト機能の電動自転車に関して比較された情報は埋もれてしまってる印象です。

ただ2つの違いを曖昧にしておくと、購入してから大変な事態に…。

実際にインターネットで、「電動アシスト自転車」を購入するはずが、間違えて「フルアシスト電動自転車」を購入してしまったという事例もあります。

まずは、基本的な違いから確認していきましょう!

一般的な電動アシスト自転車と何が違う?

電動自転車(フルアシスト電動自転車)とはその名の通り、電機モーターの稼働により動く自転車のこと。

なので、基本的な構造は国内で販売されている電動アシスト自転車と一緒です。

では、何が違うのか。それは電機モーターによる「アシスト性能」で大きく違います。

電動アシスト自転車であれば、ペダルを漕がないと電機モーターが感知して作動せず、アシストしてくれない仕組み。

そして、自転車を漕ぐ速度により、「アシスト比率」も変化します。

一方で、フルアシストの電動自転車にはこの「条件付きアシスト」がありません。

フルアシストの電動自転車の場合、モーターの力でのみ走行することが可能。

さらに、漕ぐスピードによってアシスト比率が変わることはありません。

ですので、仮に最大速度30kmのフルアシスト電動自転車であれば、速度30kmに達するまでフルアシストしてくれるということです。

相違点をまとめると、「条件付きアシスト」か「フルアシスト」かの大きな違いということになります。

補足ポイント
電動アシスト自転車のアシスト比率とは、人がペダルを漕ぐ力(速度)に応じて、アシスト力が変化、速度が早いと徐々に弱まっていきます。自転車を漕ぐ力の最大2倍までアシストしてくれる仕組みで、24kmの速度に到達すると0になります。

電動(フルアシスト)自転車の基本定義【注意事項】

電動自転車がフルアシストしてくれる便利な乗り物ということは分かりました。ですがそれって原付スクーターとかと似たようなものですよね?

そうなんです。「フルアシストの電動自転車」は電動アシスト自転車と違い、法律上原動付き自転車として扱われます。

つまり、電動自転車で公道などを運転する場合は、普通運転免許か原付免許の所持、自賠責保険への加入、ナンバープレートの装着、ヘルメットの着用などをしなければなりません。

公道で無免許運転、ヘルメットの無着用などで走行した場合はもちろん違法になります。

このように、フルアシストの電動自転車の場合、電動アシスト自転車と違い様々な要件を満たさないと公道を走行できません。

国内でのフルアシスト電動自転車の販売状況

では、実際に日本国内でのフルアシスト機能の電動自転車の販売状況はどのようになっているか?

基本的に実店舗の自転車専門店では見かけませんが、ネット通販を中心に販売されているのが実状です。

一昔前までは国内のネット通販でもあまり見かけませんでしたが、海外メーカーの影響もあって、近年増えてきたのが印象です。

電動自転車という商品で表示されていても、詳細ページを見ると電動アシスト自転車である場合や、フルアシストの電動自転車の場合もあります。

通販サイトを利用する消費者からすれば、非常にややこしいですよね。

このように、通販サイトでは「フルアシストの電動自転車」が普通に販売されていることがあるので注意が必要です。

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通販サイトでの電動アシスト自転車購入時の注意点

電動アシスト自転車を購入する場合、最寄の自転車屋さんかホームセンターではなく、価格などの理由からインターネットで取り寄せ、購入する方も多いと思います。

国内や海外問わず、とくに自転車専門ではない通販サイトで購入する場合は注意が必要です。

とくに海外の通販サイトや海外メーカーのものは、日本国内で販売されている電動アシスト自転車では見かけないデザイン性やスペック、また価格もリーズナブルなものが揃えてあります。

その商品やサンプル画像だけで消費者にとって魅力溢れるものばかりです。

すべての海外メーカー・ブランド等の商品が対象ではありませんが、電動アシスト自転車かフルアシスト機能の電動自転車かを事前に確認しておく必要があります。

なお、国内でも安全に走行できる海外メーカーの電動アシスト自転車については下記の記事にまとめていますので、興味のある方はこの機会に是非参考にしてください!

購入する場合は事前に注意事項を確認

自転車通販サイトなどで電動アシスト自転車を取寄せ・購入する場合、事前に確認しておきたい項目が大きく分けて3つあります。

主な注意点は下記の通りです。

  • その電動自転車は「公道」での走行は可能か
  • 購入前に再度詳細欄の商品名をチェック
  • 最大走行可能な速度の数値を確認

公道での走行可能か否かを確認する

フルアシストの電動自転車の場合、商品の注意書きに一例として下記のように、

  • 公道での走行は不可
  • 公道での走行は法律上禁止

などなどが記載されております。

例えば通販サイトで電動自転車の詳細ページを見ると、バナー画像等で「この自転車での公道の走行はできません」と掲載されている場合もあります。

とくに普段利用していない通販サイトやショップを利用する際は、購入前に忘れず確認しておきましょう。

商品名やその概要欄を確認

フルアシストの電動自転車は、商品名が「フル電動」や「フル電動自転車」という表記になっている場合があります。

しかし、通販サイトによってこの表記の仕方が非常に曖昧なので、他の注意事項と併せて確認するようにしましょう。

最大走行可能な速度を確認する

商品の概要欄で、電動自転車のアシスト比率も併せて確認しておきましょう。

最大速度が30kmや45kmなどど表記されているものは、公道走行が出来ないフルアシストの電動自転車です。

また、上記以外にもフルアシスト電動自転車の特徴はあります。

購入を考えている方や興味のある方は是非自転車通販サイトなどで確認してみてください。

電動自転車についての詳細のまとめ

以上、電動自転車(フルアシスト電動自転車)の詳細から注意点まで解説しました。

自転車の見た目や名称が酷似しているので、消費者にとってはややこしいですよね。

大手や自転車通販サイトなどで「電動アシスト自転車」を購入される際は、商品概要欄などを入念にチェックしておく必要があります。

間違えたまま公道走行して交通ルールに違反してしまった…なんてことのないようにしましょう!

もし、フルアシストの電動自転車が欲しい場合は事前に利用目的を考え慎重に検討してくださいね!

この記事を書いた人

サイト運営者のイラスト
WATARU

地元の自転車販売店とお仕事での付き合いが8年以上になるフリーランスの広告・ウェブデザイナー。

私生活では長年愛用したMTBを知人に譲渡し現在はクロスバイクを所持。

30歳を越え日頃の甘えにより年々身体が老化しているため奮起し筋トレを始めたが、すぐ筋肉痛になっている。

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プロフィール

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WATARU

Age. 38from. KYOTO

地元の自転車販売店との取引実績が8年以上となるフリーランスの広告・ウェブデザイナー。大学卒業後デザイン事務所に就職。紙媒体の広告物の企画・制作業務を担当。2年後に会社を辞め独立し現在にいたります。