電動タイプもあるシャフトドライブの自転車!特長や販売車種をご紹介
※本ページはプロモーションが含まれています。自転車にはチェーンやベルト以外の駆動方式として、「シャフトドライブ」を採用したモデルも存在。
従来の自転車とは見た目や仕組みが大きく異なり、最近ではHONBIKEなどの電動タイプのシャフトドライブ自転車も登場しています。
だけど、店頭や通販サイトであまり見かけないシャフトドライブ自転車。そもそもどんな仕組みか。
今回は、このシャフトドライブを採用した自転車について、特徴やデメリットなど下記のポイントで解説していきます!
- シャフトドライブの自転車とは?
- シャフトドライブの長所・短所
- 電動モデルの自転車【HONBIKE】
- その他非電動のチェーンレス自転車
シャフトドライブの自転車とは?
シャフトドライブとは、簡単に言うとクランクギアと後輪ギアをシャフト両端のピニオンで噛み合わせた機構の事。
ミニ四駆などを一度組み立てた経験がある方なら、イメージが湧きやすいかもしれません!
従来のチェーンやベルト型とは仕組みが大幅に異なるため、見た目も非常にスタイリッシュなのが特長的です。
この斬新であるとも言われるシャフトドライブ搭載の自転車、実は15年以上前から販売されていました。
ただ、当時から取り扱っているメーカーが少なかっため、認知度が低かったのが印象です。
ですが、ここ近年HONBIKE(ホンバイク)という電動のシャフトドライブ自転車が、クラウドファンディングで注目を集め、再び脚光を浴びつつあります。
以前はブリヂストンや無印良品で一部販売も
希少な存在であるシャフトドライブ型自転車ですが、過去にブリヂストンや無印良品の一部で販売実績もあります。
無印良品では折りたたみ式タイプなどの自転車、ブリヂストンではTRANSIT(トランジット)という名称で販売。
いずれの自転車も「名車」と呼ばれるほど過去の話で、現在は販売が停止されています。
一部ネットオークションでシャフトドライブの自転車が出品されているのは見かけますね。
今現在シャフトドライブ機構の自転車は、主に丸石サイクルなどが取り扱っています。
シャフトドライブ採用の自転車の欠点
見る方によっては斬新な自転車と感じ、一方で懐かしく感じる方もいるであろうシャフトドライブの自転車。
まずは、そのデメリットから見ていきましょう。
シャフトドライブ搭載の自転車の欠点は次の通りです。
- 販売店が少ない
- 素人では修理が難しい
- 本体価格が高い
販売店や取扱メーカーが少ない
シャフトドライブの自転車の残念な点として挙げられるのが、現在も販売店や取扱メーカーが少ないという事です。
最も出回っている自転車のタイプと言えば、やはりチェーン駆動方式。
最近ではブリヂストンなどの通学自転車に見られる、ベルトドライブも目立つようになってきましたね。
この主流駆動モデルと比較すると、シャフトドライブの自転車の販売はかなり少数。
そのため、ご自身の体格などニーズに応じた自転車の選択肢が少ないとも言えます。
素人では修理が難しい
シャフトドライブは基本的に、シャフトとギアがフレームで覆われている完全内装型の構造なので、外側からは直接触れません。
そのため、万一ギアやドライブシャフトが破損した場合は、フレームを分解して取り出さなければなりません。
外装型のチェーンなら応急処理で対処出来そうですが、シャフトドライブは緊急の場合でも自転車屋さんで修理してもらう必要があります。
道中で故障した場合は厄介なデメリットとなりそうです。
チェーンタイプよりも価格が高め
従来のチェーンやベルトタイプよりも価格が高いことも、シャフトドライブのデメリット。
チェーンタイプと基本構造が異なる製造工程や生産規模の関係から、シャフトドライブ機構の自転車は料金が高めです。
ブリヂストン等の自転車で見かけるベルトタイプよりも費用が嵩むので、高価なサイクルモデルと言えるでしょう。
シャフトドライブ自転車のメリット!
続いて、シャフトドライブのメリットを見ていきましょう!
主なメリットで挙げられるのは…
- メンテナンスが不要
- 服が汚れたり擦れない
- 耐久年数が長い
- 簡単な掃除がやり易い
注油などのメンテナンスが不要!
シャフトドライブの自転車で最も恩恵を感じるのが、注油などのメンテナンスが不要である事。
雨に濡れても…というより構造上雨に濡れないので、錆びることがありません。
メンテナンスも専用の道具を購入する必要がないのは大きなメリットです。
服が汚れたり擦れない
シャフトドライブの自転車であれば、ボトムスが擦れたり汚れたりしないので、服装に気を遣う必要はありません。
外装のチェーンタイプであれば、ズボンやスカートなどオイルが付着したりすることもありますよね。
フレームで覆われているシャフトドライブであれば、服がオイルで汚れたり、スカートが絡まって巻き込まれたりする心配は不要です。
耐久年数が比較的長い
耐久年数(寿命)が金属チェーンと比べて長いこともメリット。
チェーン駆動だと、雨に濡れて錆びてしまったり、経年劣化により切れてしまうなど、金属ならではの弱い部分が目立ちます。
一方でシャフトドライブのパーツは基本的に内装型の設計で、雨だけでなく、外気や直射日光等による劣化も軽減。
そのため金属チェーンよりも持ちがよく、安定した走行パフォーマンスを維持してくれます。
掃除が比較的やり易い
自転車本体の定期的なお手入れがやり易いことも、シャフトドライブ製の自転車のメリット。
外装のチェーン駆動モデルなら、掃除の際スプロケットやリアディレイラー等の部位に気を遣う必要がありますよね。
内装型のシャフトドライブ機構なら、気になる汚れの拭き取りも簡単に行えます。
電動仕様のシャフトドライブ自転車
ここからは、シャフトドライブの駆動方式を採用した電動アシスト自転車を紹介していきます。
他の自転車と異なり希少なモデルとなりますので、この機会に是非ご覧ください。
HONBIKE(ホンバイク)【折りたたみモデル】
バッテリー | 容量: 6.0Ah / 充電時間: 約3.5〜4時間 |
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走行距離 | 約35km〜47km |
タイヤ | 20×2.125 |
車体重量 | 約21.25kg |
適応身長 | 150cm〜(目安) |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ採用 |
シャフトドライブの電動モデルとして注目されているのが、HONBIKE(ホンバイク)という折りたたみタイプの電動アシスト自転車。
クラウドファンディングの「Makuake」で、応援購入総額6億円を突破した実績も話題となっています。
また、メディア露出や話題性だけでなく、チェーンレスという機能性はじめ、高い防水性能と次世代的なデザインも欠かせないポイント。
現在は楽天などの通販サイトでも販売されており、シャフトドライブの電動自転車として希少な存在となっています。
この電動自転車の特長
完全内装式のシャフトドライブ仕様と、先進的なデザインが融合した折り畳み式電動自転車。
チェーンレスの外観だけでなく、負荷に応じた「5段階アシスト機能」と、どこでも持ち運べる折りたたみ仕様を兼ね備えたフレキシブル性も大きな特徴です。
車体は約21kgと他の折り畳み式電動アシスト自転車と変わらない重量なので、階段など持ち運ぶには不向きといった印象ですかね。
アシスト最高速度は24kmまでとなっているので、国内の一般モデルと同じ公道走行可能な安心の電動アシスト自転車です。
なお、その他折りたたみ式電動アシスト自転車については下記の記事にまとめています。
三輪タイプの電動自転車リフナプット【CYCOO】
バッテリー | 容量: 8.5Ah / 充電時間: 約4.5時間 |
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走行距離 | 標準モードで37km |
タイヤ | 前20 / 後16 |
車体重量 | 約35kg |
適応身長 | 138cm〜(目安) |
この電動自転車の特長
CYCOOの三輪タイプのシャフトドライブ機構を採用した電動アシスト自転車、リフナプット。
低床フレームで、さらに小径タイヤであるため、シニアの方でも乗り降りしやすい仕様。
ただし、普通のママチャリと違い運転操作に癖があるため、お出かけ等の前にある程度練習しておくのがおすすめです。
もちろんシャフトドライブの駆動方式を採用しているので、雨天後の注油や拭き取り等のメンテナンスは基本的に不要です!
その他三輪タイプの電動アシスト自転車に関しては、下記の記事にまとめていますので是非ご覧ください。
その他電動レスのシャフトドライブ自転車
ここからは電動レス(一般タイプ)のシャフトドライブ自転車をいくつか紹介していきます。
取り扱っているメーカーは、ベルト駆動の自転車も販売している丸石サイクル。
ラインナップは少なめですが、シャフトドライブ自転車として希少な存在なので、興味のある方は是非この機会にご覧になってくださいね!
フリークシャフト2022年モデル【丸石サイクル】
タイヤ | 27インチ |
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フレーム | アルミフレーム |
車体重量 | 約21.1kg |
適応身長 | 146cm〜(目安) |
変速 | 内装3段変速 |
この自転車の特徴
通学通勤はもちろん、街乗りにもピッタリな、リッチデザインのシャフトドライブ自転車です。
従来の自転車にはないスマートな外観と乗り心地を実現。
さらに、軽量なアルミフレームと錆に強いステンレスリムを採用しており、雨天耐性があることも特徴的です。
ホットニュースAL【丸石サイクル】
タイヤ | 27インチ |
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フレーム | アルミフレーム |
車体重量 | 約23.3kg |
適応身長 | 146cm〜(目安) |
変速 | 内装3段変速 |
この自転車の特徴
こちらもオーソドックスな通学通勤定番モデルとも言えるデザインの自転車。
ストレート型かつ強度の高い台形断面の、頑丈な極太アルミフレームを採用しています。
また、前述したモデルと同じく極太スポークの採用で後輪の強度を向上。シャフトドライブ機構初め、全体的に頑丈な設計となっている自転車です。
完全メンテナンスフリー?片軸自転車【 Rich&rich】
タイヤ | 24インチ×1.25 |
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フレーム | アルミフレーム |
車体重量 | 約19kg |
この自転車の特長
シャフトドライブ機構に加え、ノーパンクタイヤ仕様といった限りなくメンテナンスフリーに近い存在となる自転車、Rich&rich。
2019年にグッドデザイン賞を受賞した輝かしい実績もあります。
駆動方式以外に、オールアルミ製フレームに加え、自転車には非常に珍しい片軸受け型の車体で軽量化を実現。
こまめなチェーンへ注油だけでなく、定期的な空気入れも不要。日常の街乗りに活用したいおすすめのスタイリッシュ自転車です。
なお、ノーパンクタイヤの自転車については下記にて詳しく解説しています。
この記事のまとめ
以上、今回はシャフトドライブを採用した自転車とその販売車種について解説いたしました!
ご覧のように、シャフトドライブ系の自転車は以前から販売されていますが、ニッチであまり見かけないタイプであるため、斬新に感じた方もいらっしゃると思います。
現在も販売は一部の店舗やメーカーに限られ、少し寂しい気も。
ですが、今後次世代型の電動アシスト自転車のラインナップとして、シャフトドライブを搭載したモデルが増えてくるかもしれませんね!
それでは、本日も素敵な1日をお過ごしください!